今回ご紹介する商品は金澤やまぎし養蜂場株式会社がご提供する「金澤ゆずみつ&能登ジャムセット」です。
創業91年を迎えたやまぎし養蜂場。
豊かな自然が広がる金沢を中心に養蜂場を構え、みつばちが巣箱の中で自然に熟成させた純粋はちみつだけを搾り販売しています。
今回は はちみつにこだわりを持つやまぎし養蜂場の商品誕生の秘話から魅力までお伝えします。
~地場産の食材とはちみつから誕生~
やまぎし養蜂場は「自然と地域を愛し食と健康のコミュニティを提供する企業」として、日々地域と関わりながら商品を製造・販売しています。
「お客様」・「地元の生産者様」・「販売するメーカー」という3者の繋がりを強めることを大切にしており、その中で生まれたのが「金澤ゆずみつ&能登ジャムセット」です。
はちみつはもちろん、地元の食材の魅力にも気づいてほしい。そんな想いからこの商品は誕生しました。
~金澤ゆずみつについて~
この「金澤ゆずみつ」ですが、水や炭酸で割ってお楽しみいただけます。
一見、スイーツに合う飲み物のように思いますが、料理の邪魔をしないことから、
和食から洋食までどのシーンにも合わせやすい飲み物となっています。味の濃い洋食を召し上がる際はさっぱりとした飲み物として、また和食を召し上がる際はゆずの香りを味わう飲み物としてお楽しみいただけます。
また、飲み物としてだけでなく煮物や酢の物などに味付けをする甘味料としてもご使用いただけます。
一般的には、はちみつといえばドロッとしたものをイメージしますが、金澤ゆずみつは果汁を含んでいるので、サラッとした液体となっています。 砂糖の代わりとしてお料理にご使用いただくとゆずの風味を感じていただけます。 また、砂糖よりヘルシーなことから健康志向の方は、サラダのドレッシングにも使用されるそうです。取材させていただいたご担当者様もドレッシングとして使用されているそうです。
実は、金沢は隠れたゆずの産地です。
ゆずと言えば瀬戸内海の地域など、基本的温暖な土地で育つイメージがありますが、 実は、寒い土地柄の金沢でも昔から各家庭にゆずの木があります。
金沢で育つゆずは皮が厚く、強い香りと酸味が特徴です。
ある時、この金沢のゆずの魅力を広めようと県を挙げてのPRが行われました。 やまぎし養蜂場も同じ金沢の地元貢献の為、当時別の地域のゆずを使用してつくっていた「ゆずみつ」の他に、地場産の金沢ゆずを使用し「金澤ゆずみつ」として、金沢ゆず特有の酸味を活かした新たな商品として作り上げました。
商品化までに様々な試行錯誤があり、実際に作ってみると酸味が強いゆずとはちみつを合わせることでゆずの風味が引き立たず上手くいきませんでした。
そこで、やまぎし養蜂場が取り組んだのが「金沢産やまぎし養蜂場のはちみつ」と「精製はちみつ」の2種類のはちみつに役割を持たせ、風味と甘みを引き立たせる事でした。
風味豊かではちみつらしさを感じやすい「金沢産やまぎし養蜂場のはちみつ」は、風味を引き立たせる役割を。 「精製はちみつ」は、はちみつの甘味を活かす役割を。 これら2種類のはちみつの配合を調整することで、風味と甘味をどちらも引き立たせた商品を作り上げ、「金澤ゆずみつ」が完成しました。
ご担当者様は、 「商品によってはちみつは引き立て役でも良い。 ゆずの生産者様に商品をご納得いただき、特産品の魅力の引き立て役として自社のはちみつを使っていただくことでお互いが自信をもって販売することができるのなら。」 そんな想いがこの商品に込められています。
イベントやPRに参加する事で、徐々に商品が認知され今では、全国様々なお客様に商品を知っていただけるようになりました。
~地場産の果物を使用した、能登ジャム~
この商品は能登のいちじくとブルーベリーの果肉を贅沢に使用し、アカシヤはちみつを加えて甘さ控えめにバランスよく仕上げてあります。
アカシアはちみつは、クセが比較的に少なくあっさりとしている為、ジャムの果肉感を味わえるように作られています。
~能登のいちじくとブルーベリー~
能登ブルーベリー
寒暖の差が激しい能登で、農薬を使わず育てられたブルーベリーを丸ごと使用。 酸味も甘みも自然のまま、果汁たっぷりのブルーベリーの果実そのままのごろっとした感じを残しています。
能登いちじく
能登最高峰の宝達山のふもとで、潮風に揺れて育ついちじく。 いちじくは皮と実の間に美味しさや栄養成分が詰まっているため、皮を厚くむきすぎないよう、ひとつずつ手作業で皮をむいています。 まるで瑞々しいいちじくの果実そのままの、甘みや風味を感じていただけます。
― おすすめの食べ方(アレンジ法)―
- いちじくジャム+酸味の強いチーズやカマンベール
- ジャムとサラダ
- 飲むヨーグルト+ジャム
上記にはご担当者様オススメの食べ方を記載しています。 特にオススメなのが「ジャムとサラダの組み合わせ」だそうです。意外におしゃれな洋風の味になるそうです。 また、程よい甘さの為、そのまま食べられるというお声があるほど、素材本来の甘味もお楽しみいただけます。 果物とはちみつの素材そのものの甘さから、健康志向の方にも好評で、バラエティーに富んだアレンジで美味しくお召し上がりいただけます。
~今後の展望~
商品の展望についてお伺いしたところ、今後も地元の食材の素材そのものを活かした商品を作っていきたいとおっしゃっていました。 そのために現在も試行錯誤しながらはちみつに合うフルーツや食材を探し、日々商品開発をされているそうです。
また、はちみつを手に取っていただける環境づくりのきっかけとなるように、まずは手に取りやすい地元の食材を使ったお菓子の開発にも力を注がれており、 現在はどら焼きの餡に地元の食材の五郎島金時(サツマイモ)や能登の塩を使い、はちみつだけにこだわらず地元ならではお菓子を開発されています。 お菓子をきっかけに、はちみつを知っていただくPRを進められていきたいとおっしゃっていました。
また、会社としては地元の方との助け合いを大切にされているそうです。 最近では、地元のフルーツ農家さんのリンゴの受粉に協力させていただいたそうです。 自社のミツバチを使い受粉を行い、5月にリンゴの花からみつばちに蜜を採取させていただく地元協力のサイクルを行ったそうです。 リンゴの花からできたはちみつで、新しい商品を作りイベントで販売したところリンゴの花のはちみつは大盛況だったそうです。
リンゴ以外にも、果物農家さんや様々な地元の助け合いを行っていきたいとおっしゃっていました。 今回取材をさせていただく中でご担当者様の「商品によってはちみつは他のフルーツを引き立てる役割で良い」という言葉がとても印象に残りました。 地元での助け合いのサイクルが「お客様」・「地元の生産者様」・「販売するメーカー」という3者の繋がりを強め良い商品を作ることができるのだと感じました。 これからもやまぎし養蜂場がつくる商品が楽しみです。
今回ご紹介しました、金澤やまぎし養蜂場の商品はシイレルにご登録いただくことで、販売可能です。
※掲載商品は記事作成時のものです。商品が廃番になっている可能性もございます。
また、販路を拡大したいサプライヤー様のご登録もお待ちしております。
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