2022/03/24

サンショクからお客様へ「ちょっとした贅沢」を

今回取り上げるのが、「肉の芸術品」と呼ばれる松阪牛や、
「肉の横綱」で有名な伊賀牛などの肉の卸販売をしている、サンショクです。

食のトータルプランナーとして、
三重県伊賀市からお肉のギフトや業務用食材を全国にお届けしています。
また、お客様に寄り添った商品を開発・提案されています。

今回はそんなサンショクを取材し、
商品の魅力から、会社としての想いをお伝えします。

―家畜飼料の販売から始まったからこその、仕入れのこだわり―

サンショク-松阪牛

1966年に株式会社サンショク(三重食品工業株式会社として設立)は誕生しました。
実は、初めから卸販売をしていたわけではなく、当初はなんと、家畜飼料の販売から始まった会社なんだそうです。
そこでの畜産農家の方々との関わりから、豚肉の取扱いを初め、1970年には工場を増設し、 豚肉加工品の製造販売を開始されました。 そこで製造するサンショクの加工品は大手食肉メーカーブランドの商品にもなっています。 サンショクではお客様に、自信を持って製品をお勧めできることを信念に安心・安全、 そしておいしいお肉を販売されています。

また、1973年には伊賀上野直売所を開設し、 三重県産食材の松阪牛、伊賀牛、三重県産さくらポークの取り扱い等、肉の種類を拡大し、 三重県産食材の魅力を発信しています。

サンショクが扱っている有名なお肉として、誰もが知る「松阪牛」と「伊賀牛」があります。
このお肉は畜産農家の方から仕入れることや、特に伊賀牛は定期的に直接セリに出向き、 目利きができるサンショクのスタッフの方が直接生きた牛を手で触り、 肉質や肉の締まり具合・脂の付き方を確認されています。 また、松阪牛はお客様のニーズに応じて部位ごとに仕入れることもありますが、 セリに出向き、枝肉の状態を見て、 サンショクに合った赤身と脂のサシの入り具合のバランスのいいものを仕入れる機会も積極的にとっているんだとか。

また、サンショクは三重県が推奨するみえジビエ(鹿肉)も取り扱っています。 豚や牛を取り扱う会社はたくさんありますが、なかなかジビエまで取り扱う会社は珍しいということで、 飲食店、ホテルなどからの依頼が多いそうです。鹿の身をできるだけ傷つけず、 檻や罠で捕れたものを直ちに血抜き処理をして、ジビエ特有の臭みが出ないよう工夫されています。

―お客様の声が直接聞ける商品開発―

サンショク-大感謝市

サンショクではただのお肉屋さんではなく、「売り手の顔が見える会社」として、 お客様とのコミュニケーションを大切にしています。

毎月2回程度(御中元、御歳暮期を除く)、伊賀市内で開催する「大感謝市」では、 伊賀牛、さくらポークの精肉を中心とし、簡単に調理できる調味生肉など目新しいものも販売しており、 サンショクを通して、お客様にお肉を好きになってもらう取り組みをしています。

そこでは、スタッフの方がまさに「食のトータルプランナー」として、お客様にお肉の知識をお伝えし、 逆にお客様からのお声に耳を傾けるなど、地域密着型の販売も実現されています。

お客様から「この部位はどういう風に食べるのがオススメ?」というようなご質問もあるそうで、 お客様に普段なら購入しないようなお肉に出会っていただく機会も提供されているんだとか。 また、売り場からスタッフの方が働いているところが見えるようになっており、ご来店いただいたお客様に、 ご覧いただくことで安心していただき、かつ楽しんでいただける場を作っているとのことです。

サンショク-ハンバーグ

そんなサンショクは、実際に大感謝市に来ていただいたお客様の反応を見ながら、 日々お客様のニーズを察知するアンテナを張られています。

大感謝市でも販売している「生ハンバーグ」は、ひとつひとつ丁寧に製造されています。

こだわりのポイントは、ハンバーグの肉感を潰しすぎないように材料を機械で均一に混ぜ合わせた後、 計量し、スタッフの手で金型にはめて整形をすることです。すべての工程を機械にした方が効率は良いのですが、 こうすることでハンバーグのお肉の良さを最大限に活かすことができるんだそうです。

また、生肉のまま成型し、そのまま冷凍しているので、召し上がる直前に初めて火を通すことから、 肉の旨味やジューシーさを最大限に引き出すことができます。

この商品は「美味しいハンバーグを召し上がって欲しい」というスタッフの方の想いから、 ひとつひとつ丁寧に日々製造されています。 そんな想いからか、現在では様々なギフトやキャンペーン等で愛されるヒット商品になりました。

―ご家庭の様子までイメージするサンショク―

サンショク-メッセージ、ジビエ料理

今回、取材をさせていただいたサンショクは、お客様の「ちょっとした贅沢」をお届けするために、 お客様も気づかないような隠れたニーズを日々模索されています。
取材をする中で、印象に残った言葉があります。それは、
「お肉を販売したら終わりではなく、召し上がっていただく過程まで寄り添う」 という言葉です。

サンショクは、実際に販売されている商品だけを販売すると決めつけず、 実際にお客様のお声に耳を傾けて、柔軟な考えで商品を開発されています。
それは商品にも表れており、ギフト商品として販売されているものの中には、
「シェフ監修の食べ方のしおり」が同封されている商品もあり、それらをご覧いただくことで、 ご自宅でも“お店の味”を再現できるといった工夫がされています。

今回の取材でご担当者様は、「新型コロナウイルスの影響で窮屈な想いをしている方々に、 おいしいだけではなく、商品が届いて、作るまでの過程も楽しんでいただきたい」と強くおっしゃっていました。

サンショクはこれからも根本の大切なところは変えずに、しかし、柔軟に商品の開発・提案に挑戦していきます。


今回ご紹介しました、株式会社スタイルの商品はシイレルにご登録いただくことで、販売可能です。
※掲載商品は記事作成時のものです。商品が廃番になっている可能性もございます。
また、販路を拡大したいサプライヤー様のご登録もお待ちしております。

―シイレルとは―

シイレルとは、EC販路を拡⼤したい地⽅企業(サプライヤー)と新商品の開拓先を探しているEC販売店(バイヤー)が集まるサービスです。 サプライヤー様・バイヤー様ともに、初期費⽤や⽉額固定費については、無料でご利⽤いただけるサービスとなっています。