みなさんは人気のラーメン店である「一風堂」に行かれたことはありますか? 昔ながらのラーメン店とは一風変わった一風堂は、店内にはジャズが流れ、若い女性もよく来店しており、老若男女問わず人気のラーメン店です。
実はこの一風堂のラーメンは小売品としても製造されており、シイレルでも仕入れが可能です。
今回は一風堂ブランドの商品の製造に関わる「株式会社渡辺製麺」を取材させていただきました。
この記事では下記についてご紹介します。
- ~記事の概要~
- ・そもそも渡辺製麺とはどんな会社?
- ・一風堂とタッグを組んだわけ
- ・麺づくりの苦労
- ・渡辺製麺のこれから
そもそも渡辺製麺とはどんな会社?
渡辺製麺は長野県にある業務用「信州そば」の販売から始まって半世紀を迎える歴史ある会社です。
「信州そばの味を通じて食生活の文化向上に貢献する」という企業理念のもと、日本特有の食文化である「すする」喜びを日本を超えて世界へ発信しています。
一風堂とタッグを組んだわけ
そんな渡辺製麺は2009年より「一風堂」を運営する会社である、株式会社力の源カンパニー(現:株式会社力の源ホールディングス)と資本提携し「一風堂ブランド」の商品も製造しています。
なぜ、一風堂とタッグを組むことになったのでしょうか。きっかけは一風堂を運営する「力の源カンパニーの代表である河原氏のお声」でした。
既に九州発のとんこつラーメン店として全国に名を轟かせ、世界にも進出していた一風堂ですが、ラーメン以外にもそばや他の「粉食」の分野に於いて 「食育」、「食文化」、「食生活」に貢献し、そして「日本食」、「日本文化」を世界へ発信するという「Japanese Wonder To The World~世界中に笑顔とありがとうを~」をミッションとして掲げました。
そこで河原氏が注目したのが長野の代表的な郷土食である「信州そば」を製造する渡辺製麺の技術でした。
一方、渡辺製麺も事業拡大を検討しており、日本だけにこだわらず世界にも「麺をすするという日本の文化を真摯に伝えていきたい。」といった想いから両社がタッグを組むこととなりました。
麺づくりの苦労
一風堂ブランドの小売品としてお客様が求めるのは、
“とんこつラーメンにあうサクッとした歯切れのいい「食感」と「賞味期限が長い麺」”
当時、主に業務用商品を取り扱っていた渡辺製麺にとってこの2つの性質を保つことは難しかったとご担当者様は言います。
当時の企画ご担当者の方々は水分量の調整に加え、小麦の種類・麺の太さといった様々や角度から調整し、とんこつラーメンに合う麺を追求したそうです。
このような苦労もあって「乾麺」の性質では難しかった食感を生み出すことに成功し、「一風堂ブランド」の商品が販売されました。
これからの渡辺製麺
今回取材をさせていただく中で、いかにお店の味を商品化することが難しいのかということを学びました。また、お家でお店の味を楽しむことができるのも背景には企画・生産をなさるご担当者様の並々ならぬ苦労があったのだと気づかされました。
そんな麺の追求に励んできた渡辺製麺に会社としてこれからの展望をお伺いしたところ、「今後も一風堂ブランドの商品を開発していきたい」と強くおっしゃっていました。
その背景には新型コロナウイルスの影響により、お店に来られなくなったお客様に小売店やネットショップ等で商品をお届けすることで「笑顔」になっていただき、それと同時にお客様へ「感謝」の気持ちをお届けしたいという想いがあります。そのためにはなるべくお店のクオリティに近い形でお届けすることが大切!とご担当者様は強く話されていました。
“ネットショップをとおして一風堂の商品をお客様にお届けすること”
それは、一風堂ファンの期待に応えることと同時に今まで食べたことのなかった消費者様に一風堂のミッションである「笑顔とありがとう」をお届けすることでもあります。
今後も渡辺製麺は「一風堂ブランド」を通じて、想いのこもった商品をご家庭へ届けます。
今回ご紹介しました、渡辺製麺の商品はシイレルにご登録いただくことで、 販売可能です。また、販路を拡大したいサプライヤー様のご登録もお待ちしております。
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